びわ中博物館

びわ中の正面玄関と校長室にびわの宝物とも言える歴史的遺物があります。

満願寺廃寺(まんがんじはいじ)と下八木(しもやぎ)遺跡

びわ中学校の付近ではふるくから古代瓦が出土していたことから、弓削(ゆげ)集落内の観音堂を中心として古代寺院が存在したと推測されています。近くの小字名「満願寺(まんがんじ)」にちなんで、これを満願寺廃寺と呼んでいます。同様に、中学校西側の下八木集落内でも古代瓦が出土することから、これを下八木遺跡と呼んでいます。

満願寺廃寺はいまから約1300年前の白鳳(はくほう)時代に建てられ、下八木遺跡はそれにやや遅れて建てられたと考えられます。満願寺廃寺の屋根瓦の一部は、奥琵琶湖葛籠尾(つづらお)半島諸川(もろかわ)瓦窯跡付近から、おそらく琵琶湖上を運ばれてきたと考えられています。さらに軒丸瓦(のきまるがわら)の文様は石川県津波倉(つわくら)廃寺のそれにそっくりで、軒平瓦(のきひらがわら)の一部は長浜市新庄馬場(しんじょうばんば)廃寺と同じ文様です。満願寺廃寺を建てた人たちは琵琶湖の水運などを利用して、県内各地や遠く北陸地域とも関係をもっていたと考えられます。

なお、びわ中学校には早崎(はやさき)湖底遺跡の須恵器などもあります。昭和26年の渇水時など、昭和10年~32年にかけて地元の人がひろったようです。